現行の保険証を24年秋に廃止 マイナンバーカードと一本化 (2022年10月17日)
河野デジタル相は13日、現行の健康保険証を2024年秋に廃止し、「マイナ保険証」としてマイナンバーカードに一本化することを表明した。紛失時に約2カ月を要することがある再発行までの期間短縮や、申請可能な場所の拡充といった対策も進める。また、運転免許証とマイナンバーカードの一本化についても従来の24年度末から前倒しを検討することも示した。
健保組合 半数超が赤字 (2022年10月11日)
健康保険組合連合会の発表で、全国1,388組合(加入者約2,850万人)のうち、2021年度の決算で赤字となる組合が53%(前年度は33%)に上ることがわかった。全組合の収支を合計すると825億円の赤字で、約3,000億円の黒字だった前年度から大幅に悪化した。
副業300万円問題 基準案変更へ (2022年10月11日)
国税庁は、8月に発表した「年300万円以下の副業収入は原則として雑所得」とする通達案に反対意見が殺到したことを受け、大幅に変更する。修正案では、帳簿があれば副業による収入金額にかかわらず基本的に事業所得とする。帳簿がなければ基本的に雑所得に区分し、副業による収入が300万円以下ならすべて雑所得とする。7日にも修正案を公表し、2022年の所得分の確定申告から適用する方針。
連合が賃上げ目標を引上げ (2022年10月11日)
連合は、来年の春闘での賃上げ目標を過去7年続いた「4%程度」から引き上げる方針を固めた。物価高が生活を圧迫していることを踏まえた。なお、実際の賃上げ率は2%前後となっている。
新基準で一転認定 「過労死ライン」未満で労災 (2022年10月3日)
急性心不全で死亡した男性社員を「過労死ライン」に満たない残業時間のため労災不認定としていた事案について、昨年改定した労災認定基準を踏まえて決定を覆し、過労死として判断したことが、25日、わかった。新基準により労働時間以外の負荷も総合的に評価することとされたことから、残業時間に加えて空調設備がない中での高温スチーム洗浄作業が過酷な作業環境に当たるとして、労災が認められた。